放牧鶏 「暖鷄」   が育む  i t a d a k i
空と大地に見守られて、 鶏たちは今日ものびやかに生きています。 その小さないのちがくれた一粒に、 そっと、あたたかさと豊かさをたずさえて。
にわとりの暮らし

改めて—NaturalEggLab-Philosophy-

philosophy

笑顔が広がる幸せ卵

“生きものが生きものらしく、生きられるように。”

空と大地、風と陽だまりに包まれて
この地で育つ鶏たちは、
大地を駆け、草、土に触れ、木に登り、砂浴びをして暮らします。
陽のあたる場所でまどろみ、風の通り道を見つけては羽をひろげる——
そんな日々の延長に、卵はそっと生まれます。

私たちが大切にしているのは、卵の量でも効率でもありません。
“どう生きたいか”を鶏たちに問い、
その声なき声に耳を澄ませながら、
いのちのリズムによりそった暮らしを提供し続けています。

いのちを急かさず、搾り取らず、
その存在をまるごと尊重すること。
そんな環境から生まれる一粒には、
季節も、暮らしも、いのちの時間もすべてが宿っています。

私たちは、その卵を
“いただく”という敬意とともに、あなたのもとへ大切にお届けします。

たくさんの卵より、たくさんの笑顔を。

この一粒が、
あなたの中にある“あたたかさ”や“豊かさ”と、
そっと響きあいますように。

── NaturalEggLab 山野暖尭

product

「暖鷄」

長崎県平戸市の、静かな森の中。

陽の光に包まれ、風に羽をゆだねながら、

鶏たちは、自分のリズムで日々を重ねています。

ここでの暮らしは、なにか特別なものではなく、

ただ、いのちにとってまっとうで、
あたたかな時間が流れているということ。

鶏たちの姿、そっと流れる風、太陽の光、
そこから生まれる卵、

それを受け取る人の気持ちまで──

すべてが、やさしいぬくもりで
つながっているように思うのです。

「暖鷄-はるどり」という名には、

そんなあたたかさの循環への願いと、

その中心にいる鶏たちへの、
静かな敬意を込めています。

この土地で、この環境とともに暮らす鶏たちを、

私たちは「暖鷄」と呼んでいます。

egg

手のひらにおさまる、小さなぬくもり。

朝の光をやわらかく透かすその殻の向こうに、

「暖鷄」たちが過ごした一日一日の呼吸が、

そっと閉じ込められています。

それはただの食材ではなく、

いのちのリズムがつくりあげた、静かな恵み。

割るたびに感じてほしいのです。

この卵は、
今日を生ききったいのちの物語であることを。

割ると、黄身はやわらかに光をまとい、

卵白は、そのまわりで静かに寄り添います。

くちに入れると、
やさしい甘みがふわりとひろがり、

あとから、深い旨みがそっと追いかけてきます。

急がされることなく過ごした鶏たちの時間が、

この一粒に、静かに積もっています。

鶏の暮らし

鶏たちは、日の光と風の中で一日を過ごします。

土をかき、草をついばみ、

羽を広げて眠り、ときに仲間と小さく争いながら、

それぞれのリズムで生きています。

私たちは、その当たり前の営みこそが

いのちにとっていちばん大切だと考えています。

急がせず、搾り取らず、

鶏たちが鶏らしくいられる時間を守ること。

その小さな時間の積み重ねが、

私たちの信じる“ほんとうの豊かさ”です。

卵は「いただく」もの。

ひと粒ずつ異なる殻の模様、
黄身の色、形、重さ。

すべてが、ひとつの命のかたち。

この卵は、有精卵です。

オスとメスが一緒に暮らす
自然な群れの中で育った証です。

生命のぬくもりを
そっと感じるかもしれません。

だからこそ、卵は「作られたもの」ではなく、

「いただいたもの」だということを、
思い出させてくれます。

-Chef’s Voice1-

なによりも「本物」だから、この卵を使わせていただいています。

自然の営みを大切にする姿勢、「いただく」という感覚に深く共感します。

卵としては、

まず、香りがいい。

嫌な匂いがなくて、鶏が無理なく過ごしていることが伝わります。

生卵ももちろん、ゆで卵で食べるとはっきりわかる。

そのままで、素晴らしくちゃんと味がある卵です。

一般的な量産の卵は風味が強いものはありますが、

「味わい」があまり感じられません。

なので「味付け」をしないといけません。

山野さんの卵は味を足さなくても成立する。

「食べればわかる」って野暮なコメントですが、本当それなんです。

そして何より、丁寧に育てられていることが伝わる。

山野さんという人のまっすぐさが、

そのまま卵に息づいています。

—井上稔浩オーナーシェフ(Pescecoペシコ/ 長崎・島原)

 2019年 ミシュラン一つ星獲得 2022年「ゴ・エ・ミヨ」期待の若手シェフ賞受賞

-Chef’s Voice2-

ナチュラルエッグラボ山野さんの卵と出会ったのは、長崎での食事の席でした。

ひと口いただいた瞬間、そのピュアで濁りのない味わいに強く惹かれました。

素材の個性を決して損なわず、むしろ引き立てるような自然な旨味――

その印象が今でも鮮明に残っています。

以来、当店のシグネチャーディッシュである〈ミルクレープ〉の
生地とカスタードクリームに使用させていただいております。

ミルクレープはごく限られた素材で構成されるシンプルな菓子です。

そのため、卵の持つ香りやコク、質感が仕上がりを決定づけます。

ナチュラルエッグラボさんの卵を使用することで、

バニラの芳香や生クリームの自然な甘みを損なうことなく、

それぞれの風味が調和しながらも輪郭を保つ、理想的なバランスを実現できました。

昨今は、卵そのものの風味が強く主張するタイプが多く見られますが、

ナチュラルエッグラボさんの卵は、
ストレスのない飼育環境と無理のない餌づくりから生まれる、穏やかで純度の高い味わいが特徴です。

「料理の中で生きる卵」として、素材と共鳴し、

完成度を高めてくれる存在だと感じています。

— 林 大シェフ(白寧 hakunei / 東京・広尾)

 2024年 史上最年少ミシュラン一つ星獲得

restaurant

  • pesceco/長崎県島原市/
    里浜ガストロノミー/イノベーティブ

  • 白寧-hakunei-/東京都港区西麻布/
    イノベーティブ

  • 赤坂 島袋/東京都港区赤坂/
    日本料理

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