【定期間隔1ヶ月】
-光と風をまとう羽が、大地を蹴って駆ける。-
朝露に濡れた草を踏みしめ、
木陰で羽を休め、陽だまりで砂浴びをする。
鶏たちは、今日も本能のままに、静かに、ときに激しく、生きています。
その暮らしの延長に、そっと産み落とされるひと粒の卵。
それは、効率のためでも、命令のためでもなく、
ただ、自然のリズムに寄り添って生まれたもの。
風に揺れる草木のように、
季節とともに育まれる、生命のかたち。
-暖鷄-
長崎県平戸市の、静かな森の中。
陽の光に包まれ、風に羽をゆだねながら、
鶏たちは、自分のリズムで日々を重ねています。
ここでの暮らしは、なにか特別なものではなく、
ただ、いのちにとってまっとうで、
あたたかな時間が流れているということ。
鶏たちの姿、そっと流れる風、太陽の光、
そこから生まれる卵、
それを受け取る人の気持ちまで──
すべてが、やさしいぬくもりで
つながっているように思うのです。
「暖鷄-はるどり」という名には、
そんなあたたかさの循環への願いと、
その中心にいる鶏たちへの、
静かな敬意を込めています。
この土地で、この環境とともに暮らす鶏たちを、
私たちは「暖鷄」と呼んでいます。
-甘く、香り立ち、やさしく深い。-
殻を割ると、ふわりと香るのは、土と草の記憶。
黄身には、ほんのりと甘さとコク。
白身は、なめらかで、すっととけるよう。
卵かけご飯はもちろん、
ゆで卵にすれば、じんわりと味の余韻が広がります。
プリンや焼き菓子も、いつもより少し豊かに。
-鶏たちの暮らしの中から、生まれるもの。-
この卵は、長崎県平戸の静かな森の中で産まれます。
鶏たちは走り、飛び、登り、遊び、羽を伸ばして過ごしています。
雨を避け、風に舞い、四季のうつろいを感じながら、
それぞれのペースで、卵を産みます。
毎日産まなくていい。
健康とは、ただたくさん産むことではないから。
この卵には、そんな暮らしのリズムが映っています。
-卵は「いただく」もの。-
ひと粒ずつ異なる殻の模様、黄身の色、形、重さ。
すべてが、ひとつの命のかたち。
この卵は、有精卵です。
オスとメスが一緒に暮らす自然な群れの中で育った証です。
生命のぬくもりをそっと感じるかもしれません。
だからこそ、卵は「作られたもの」ではなく、
「いただいたもの」だということを、思い出させてくれます。
-商品について-
・平飼い放牧卵itadaki 6個入×4パック(計24個)※サイズ混載
・賞味期限:発送日より21日間(要冷蔵)
・梱包:環境配慮型モウルドパックを使用し、丁寧にお届けします
・日時指定:不可(産卵状況によりお待ちいただくことがございます)
・殻やサイズ、色味にばらつきがございます
-Chef’s Voice1-
なによりも「本物」だから、この卵を使っています。
自然の営みを大切にする姿勢、「いただく」という感覚に深く共感します。
卵としては、
まず、香りがいい。
嫌な匂いがなくて、鶏が無理なく過ごしていることが伝わります。
生卵ももちろん、ゆで卵で食べるとはっきりわかる。
そのままで、素晴らしくちゃんと味がある卵です。
一般的な量産の卵は風味が強いものはありますが、
「味わい」があまり感じられません。
なので「味付け」をしないといけません。
山野さんの卵は味を足さなくても成立する。
「食べればわかる」って野暮なコメントですが、本当それなんです。
そして何より、丁寧に育てられていることが伝わる。
山野さんという人のまっすぐさが、
そのまま卵に息づいています。
—井上稔浩オーナーシェフ(Pescecoペシコ/ 長崎・島原)
2019年 ミシュラン一つ星獲得 2022年「ゴ・エ・ミヨ」期待の若手シェフ賞受賞
-Chef’s Voice2-
ナチュラルエッグラボ山野さんの卵と出会ったのは、長崎での食事の席でした。
ひと口いただいた瞬間、そのピュアで濁りのない味わいに強く惹かれました。
素材の個性を決して損なわず、むしろ引き立てるような自然な旨味――
その印象が今でも鮮明に残っています。
以来、当店のシグネチャーディッシュである〈ミルクレープ〉の生地とカスタードクリームに使用させていただいております。
ミルクレープはごく限られた素材で構成されるシンプルな菓子です。
そのため、卵の持つ香りやコク、質感が仕上がりを決定づけます。
ナチュラルエッグラボさんの卵を使用することで、
バニラの芳香や生クリームの自然な甘みを損なうことなく、
それぞれの風味が調和しながらも輪郭を保つ、理想的なバランスを実現できました。
昨今は、卵そのものの風味が強く主張するタイプが多く見られますが、
ナチュラルエッグラボさんの卵は、ストレスのない飼育環境と無理のない餌づくりから生まれる、穏やかで純度の高い味わいが特徴です。
「料理の中で生きる卵」として、素材と共鳴し、
完成度を高めてくれる存在だと感じています。
— 林 大シェフ(白寧 hakunei / 東京・広尾)
2024年 史上最年少ミシュラン一つ星獲得
-Chef’s Voice3-
coming soon
— 島袋洋平 大将(赤坂 島袋 / 東京・赤坂)
ミシュランガイド東京2026一つ星
-小さな命から、静かに満たされる食卓へ。-
itadaki(いただき)という名には、
命をいただくことへの感謝と、自然の頂にふれるような尊さを込めています。
この卵が、あなたの食卓に、
やさしさと静かな喜びをもたらしますように。
ー日常動画ー
平飼い放牧で育つ鶏の日常。
https://youtu.be/S4T0Psyo0hs